いつもご来店ありがとうございます。
城址公園の木々か少しずつ色付き始め、いよいよ秋の到来のようです。
宇都宮市内の小中学校も明日から5日間の秋休み。お天気もよく、いいお休みになるといいですね。
さて、今週末の3連休、10/12.13.14は鮎らーめんです。先日お知らせしましたように、例年ならば、もうすぐ鮎らーめんが終了の季節なのですが、今年は通年でやろうということになりました。
そこで、秋冬に向けての鮎らーめんの新作をずっと考える中で、この食材を使ってみようと思いました。
それがこちら。
宇都宮の白沢地区(旧河内町)で栽培された瑞々しいクレソンです。
白沢街道から白沢宿に入り、両側に水車のまわる何とも風情のある通りを抜けると、鬼怒川の西側に広がる田園風景、そんな環境のなか、日光連山の伏流水という水の恵みをたっぷり受けて、このクレソンは育っています。
私が小さい頃、近くの川のほとりに自生するクレソンを見たことがあります。ただ、クレソンを初めて食べたのは大人になってからです。クレソンは肉料理の付け合わせがほとんど。スーパーにいつも置いてあるわけでもありません。
ずいぶん前から、この宇都宮産クレソンを使いたいなと思っていて、私の故郷の川のほとりに自生していたこともあって、鮎とクレソンの相性の良さを感じていたので、実は登龍門の時にも、「クレソンはどうか?」と提案していたのですが、主人の構想の中には入らなかったのでした。
そして今回、秋冬用の鮎らーめんを考えた時、もう一度、クレソンを提案したところ、クレソンを使った煮込みはどうかということで試作を重ね、今回の新メニューとなりました。
黄金の鮎だし
葱とクレソンの煮込みらーめん
クレソンと言えば、その爽やかな苦味が特徴ですが、那須の白美人ねぎ、豚肉と一緒にクレソンを軽く煮込むことで、その苦味が軽減され、生で食べると少し固い茎の部分も歯応えよく食べることが出来ます。
葱と豚肉の甘みとクレソンのほのかな苦味が相まって、体も温まり、もちろん鮎との相性もよく、最後にスープを飲んだ時、「あぁ、やっぱり鮎だった」と感じるラーメンに仕上がっています。
栃木県産で作る鮎らーめんに、新たな栃木県産クレソンが仲間入りし、秋冬は、鮎らーめんの回数は少し減るとは思いますが、今年の秋冬も鮎らーめんをお楽しみいただければ幸いです。
10/12.13.14
黄金の鮎らーめん(塩、醤油、味噌)
黄金の鮎だし葱とクレソンの煮込みらーめん
鯛らーめんはこの3日間はやっておりません。
ごまだれつけ麺は本日で終了いたしました。
秋の3連休、お出掛けの方も多いと思いますが、是非ご来店をお待ちしております。