当時、宇都宮大学の大学院に通っていた彼は、宇都宮市本町の交差点の角にあるワシントンホテル(現在のホテル・ザ・セントレ)の夜のフロントのアルバイトをやっていて、バイト前にラーメンを食べによく来てくれていました。
ブログに書いてあるように、読書が好きと言う主人との共通点があり、主人のお勧めの本のタイトルをメモする姿を、私はよく覚えています。
ある時、「大学で何の研究をしているの?」と主人が聞くと「バイオマスの研究をしています!」と。今でこそ、バイオマスやバイオ燃料はよく聞く言葉ですが、当時はバイオマスが何なのか、よく知りませんでした。
宇都宮大学大学院を卒業後、東京大学の大学院へと進み、大学院を修了したあとはそのまま大学に残り助教授に。そして、あのブログから20年。
その間も折に触れて訪ねてくれていましたが、
つい半年ほど前、平日のお店の営業が終わったある日。
たまたまその日は私のお友達が久しぶりに来てくれたので、閉店後のお店で積もる話をしていたら、外に男性が一人。今日は終わってしまったことを伝えに外に出ると、
「お久しぶりです!佐賀です!」
バイオマスの研究の佐賀くんでした。
「宇都宮に用があって来たので、落合さんに挨拶だけでもしようと思って」と。
「ラーメンは作れないけどお茶でも飲んでってよ!」と、久しぶりに会う佐賀くんの近況を聞いていたら、「バイオ燃料を作る過程で、新しい食品が出来、商品化している」と。
それがこの写真です。
続く、、、